音楽鑑賞録:題名のない音楽会「低音楽器女子の休日」 を書いている時に、低音楽器について調べていたら偶然見つけた楽器です。
革胡
見かけが非対称な、変わった楽器です。 (しかし、見かけと)音色はほぼチェロですが、奏法のせいか、二胡っぽさも感じられます。
胴体の側面には、二胡と同じく、蛇皮が貼ってあるようです。ただし片面だけのようです。
低音革胡
革胡、大きくなりました。
見た目はオリエンタルですが、音色はほぼコンバスなようです。
歴史
想像通り(?)、比較的新しい楽器のようです
革胡_百度百科 の意訳です
- もともと、中国の伝統的な楽器のアンサンブルではベースパートは存在しなかった
- 19世紀末から20世紀初頭にかけて、西洋音楽の思想は中国音楽や中国のオーケストラの設立に浸透
- 「中国」のオーケストラでこの西洋の楽器を採用できないことから発明された
- 上海音楽院のヤンユーセンによって、1951年に「改革的二胡」にちなんで名付けられた最初の革胡が開発された
- その後も開発は続けられ(主に20世紀後半)、その結果として低音革胡も生み出された
ちなみに、 「中国の伝統的な音楽の美学はすべて高音の追求」という文言があります。以前、「中国の人はとにかくメロディを大事にする」と聞いたことがあります。きっと文化と歴史に基づく国民性なのだと思います。
以上、音楽鑑賞録でした。