音響音楽信号処理
はじめに 楽曲分析では、メロディー、ハーモニー、リズムの3大要素から特徴を捉えるのが大事です。 ハーモニーに関しては、音楽理論による体系化(コード、コード進行など)が出来ていることもあり、計算機による分析も他の要素よりも普及しています。 一方…
はじめに この記事では、Onset 検出や局所/大域のテンポ分析などリズム分析においてよく使われる、Novelty Curve についてPythonのコードとともに紹介します。実装と理解の助けになれば幸いです。 はじめに Novelty Curve/Function (Onset_envelope) 実装と…
AudioLabs @ FAU の、音楽信号処理の権威、Meinard Müller 先生が、ご自身の著書 "Fundamentals of Music Processing (FMP)."に沿った教材として、Jupyter notebooks で音楽信号処理の基礎を学べるフレームワーク:FMP Notebooks を公開しています。 音楽信…
調波打楽器音分離とは? 一般的な楽曲では、様々な楽器音が含まれています。 そのため、元の楽曲信号から直接、音楽的な情報(例:コード進行)を分析するのは 計算機ではなかなか難しいです*1。 そこで、分析の前処理として、 打楽器の音と非打楽器(調波楽…
はじめに この記事では、Python向けの音楽信号分析モジュールである LibROSAで 実装されているBPMの自動算出手法について、Pythonのコードをベースに解説します。 BPM自動算出の概要・設計の方針については、以下の記事をご参考ください。 www.wizard-notes.…
はじめに 音楽分析では,楽曲のテンポを表す BPM (Beats Per Minute) は重要な情報です。 例えば、音楽ジャンルごとに典型的なBPM/テンポがあるので、BPM/テンポはその楽曲がどんな音楽ジャンルに属するかを知る手がかりとなります。 一般的ないくつかのジ…
問題点 表題の通り、以下のコードでエラーが発生します。 import librosa sr=44100 #オーディオ信号をNumpy形式でロードし、yに格納 y, sr = librosa.core.load(input_filepath, sr=sr, mono=False) # yをwavフォーマットで書き出し # ここで、yがステレオ信…
概要 以前から気になっていた、 Robust PCAによる歌声抽出 *1 を実装し、実際の楽曲でボーカル抽出をやってみました。 Robust PCAについて Robust PCAによる歌声抽出では、楽曲を表す行列\({\bf X}\)を低ランク行列\({\bf L}\)とスパース行列\({\bf S}\)の和…
動機 近年、深層学習による音信号処理が流行しており、様々な分野で優れた成果が報告されています。 よく利用されているネットワーク設計であるCNN(畳み込みニューラルネット)を眺めてみると、単層ではNMFD、NMF2Dと似た信号処理であることに気づきます。…
はじめに 投稿日時や再生数といった動画メタデータを収集するスクリプトを作成しました。 はじめに youtube-dlによる動画メタデータ収集スクリプト 実行結果 楽曲の分析に利用できそうなメタデータ一覧 コーデック関連 コンテンツ関連 動画の評価 まとめ you…
概要 フェードイン・フェードアウト関数の設計 関数の例 直線 f(x)=x コサイン関数 f(x)=cos(x・π/2) 平方根 f(x)=sqrt(x) フェードイン・フェードアウト関数の適用例 結局、どれを使えばいいのか? 概要 本記事では、クロスフェードで用いるフェードイン・フ…
※2018/10/19: Bloggerから移行しました 概要 LibROSAについて 問題設定 アルゴリズム設計と実装 必要な処理の列挙 Pythonスクリプトの全体像 get_highlight() add_fade() gen_xfade() 結果 まとめ 補足 概要 Python(LibROSA)を用いた音響音楽信号処理とし…