mngして音楽がさらに楽しくなりました☺️ pic.twitter.com/OwzR8mWvHZ
— Kurene (@_kurene) 2021年1月6日
昨年度からメインモニターとして使える3インチサイズのパワードスピーカーを探していました*1。
Twitterのタイムライン等でこのEVE audio SC203を知って、 今回購入に至りました。
他の購入候補
他に購入候補だった3インチサイズのパワードスピーカーは以下の通りです。
- IK MULTIMEDIA iLoud MTM
- ペアで通常9万円強、セール時7万円強
- 音場補正が可能
- GENELEC 8010AP
- ペアで約8.5万円
- 本体にはボリューム調整機能がない
- YAMAHA / MSP3
- ペアで3万円弱
- YAMAHA / MSP3A (発売予定)
- ペアで1.6万円予定
- PM0.3H
- ペアで1.5万円弱
元々は音場補正のある iLoud MTM を狙っていたのですが、 SNSや購入レビューを調べたところ、不良品に関する投稿がいくつかあったのと、製造元がIK MULTIMEDIAなので何かあったときのサポート対応をリスクと考えてやめました。(新型コロナがなければ買っていたかもしれません。。)
あとは、音質の評判とスピーカーのデザインでEVE audio SC203に決めました。
個人輸入したときの金額も出してみましたが、送料や税金込々だと6万円弱かかります。
なので国内で購入しても変わらないと思い楽天を度々ウォッチしていたところ、たまたま約6万円で販売していたため購入しました。ポイントもだいぶついてきたので、実質5万数千円くらいの出費となりました。
サイズ感
手持ちのPM0.4, PM0.3, SC203を並べてみました。
SC203がコンパクトなのが分かります。ただ、PM0.3と比べると若干大きいです。
また、SC203はデフォルトで7.5度程度傾いています。これは付属のラバーパットを敷くことで補正できます。
Rch背面(入出力端子)
低域用のスピーカーが背面についているため、背面が密になっています。
入力としては RCA, USB, Opt. in (ADAT) を利用できます。なお、これらは全面のボリュームノブで切り替えることができます。購入前は気にしていなかったのですが、使ってみると便利です。
試しに、以下の光デジタルケーブル(TOSLINK)を購入してテレビと接続したところ、無事テレビの音が流れました。
ボリュームノブ
Rch前面のボリュームノブでは、単に音量を調節するだけでなく、押し込むことでDSPの設定を変更することができます。
設定としては、Lowpass/Highpass フィルタ、リスニングポジションによるEQ調整、バランス調整、入力端子選択などがあります。
なお、10秒以上経過 or 3秒以上押し込むことで、DSP設定からボリューム調整に復帰できます。
また、ボリューム調整の状態で5, 6秒押込み続ければ電源OFF(スタンバイ状態)となります。
リスニングポジションの設定について、
ボリュームノブの"Pos"でリスニングポジションに応じたEQ設定をすることができます。
上の図のように3種類の設定から選ぶことができます。
音質的には、DeskのスピーカーポジションでもFlatかConsoleかなと感じています。
音質に関して
月並みですが、3インチのスピーカーとは思えない素晴らしい音質です。
特に中帯域の定位感と解像感が非常に良く、そこをミックス・マスタリングで作り込んだ音源を聞くと感動が増します。また、そこを作り込むためにも重宝しそうです。
普段モニターヘッドホンとして900STを使っているせいか高域が若干足りないような気もしますが、そこはポジションEQ設定やフィルタ、モニターヘッドホンを活用して聞くべきかなと思います。
ローエンドに関しても細かく聞くのは厳しいと思いますが、そこはサブウーファーや大型のスピーカーで聞くべきところかなと思います。
なにげに、ボリュームノブでEQ設定/フィルタを即座に変えることで、見たい音を探ったり比較することができるのは音源制作者として嬉しいところです。
総じて、小さなスピーカーですが、音楽ジャンルを選ばず音楽を聞くのが楽しくなる/ワンランク上の音源制作を実現できるスピーカーだと思いました。
流石に大型のスピーカーと比べると不満点もでてくるかもしれませんが、なによりこのサイズ感/手軽さはそれ以上のメリットな気がしました。
取扱説明書
https://eve-audio.de/downloads/manuals/EveAudio_WebManual_203_EN.pdf
数か月使ってみた感想
EVE AUDIO SC203 を 2か月半くらい使ってみた感想として、唯一惜しいところは電源オフに少し時間がかかること(ボリューム操作モードの状態で、ロータリースイッチノブを数秒間押しっぱなしにする)。あとは最高です https://t.co/sx1OfzUFM9
— Kurene (@_kurene) 2021年3月18日
音質は当初から変わらず大満足のままです。
*1:自宅デスクに大きなものを置けない&置きたくない、持ち運びしたい等の理由