Wizard Notes

Python, JavaScript を使った音楽信号分析の技術録、作曲活動に関する雑記

YouTube向けのEQ(イコライザー)Chrome拡張機能

概要

PCブラウザ(Chrome)でYouTubeの音楽を聞いていると、どうしてもEQをかけて聞きたくなる時があると思います。
作曲時の参考音源の音作りや、耳コピの際に特定の楽器をもっとよく聞きたい…そんなときにEQ機能があると便利です。
この記事ではYouTubeでEQ設定を実現するChrome拡張機能を紹介します。

Audio EQ

chrome.google.com
シンプルなEQプラグイン。直感的に使えるのでオススメです。
バンドごとのフェーダーだけでなく、スペクトルのゲインエンベロープが表示されるので使いやすいです。

主な機能

  • Preamp(音量)
  • モノラル化(Mono)
  • 10バンドEQ
    • 32, 64, 125, 250, 500, 1k, 2k, 4k, 8k, 16k
  • EQ Preset
    • 様々な音楽ジャンルのプリセット
    • 自分のオリジナル設定も保存可能で
  • Snap
    • 1つのバンドを動かすと、他のバンドのフェーダーも引っ張られて動き、結果として滑らかなイコライジングができます

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Audio EQ

Ears: Bass Boost, EQ Any Audio!

chrome.google.com

多機能なEQです。NetflixSoundCloudでも動作します!
EQの自由度が高く、また、スペクトラムアナライザがついているのも魅力的です。
Bass Boost以外のEQのプリセットは有料版で追加となりますが、
無料版でも自分でプリセットを作成/保存することはできます。

主な機能

  • 音量
  • 11バンドEQ
    • シェルビング用:2バンド(ハイパス/ローパス)
    • ピーキング用:9バンド
    • 各バンドの中心周波数は固定ではなく、自由に変更可
  • スペクトラムヴィジュアライザ(スペアナ)
  • タブごとに個別設定可


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Ears: Bass Boost, EQ Any Audio!

まとめ

Audio EQは、YouTubeでシンプルなEQ設定をしたい方にオススメです。
より自由度の高いイコライジングや様々なメディアでの利用を検討している方はEars: Bass Boost, EQ Any Audio!が合っていると思います。
個人的には、FL StudioのEQプラグインと操作性が似ているEars: Bass Boost, EQ Any Audio!を利用したいと思いました。

なお、HTML5ベースのVideo/Audioに対しては、Web Audio APIがEQやリバーブなどのエフェクトをサポートしています。
そのため、EQ以外のフィルタ・エフェクトについてもChrome Web Storeで拡張機能を検索すると見つかると思います。