はじめに
2018年11月の北海道出張の際に、ANA機内の音楽番組「ANA 旅するクラシック」を聞いて、特に気に入った曲があったので書き残します。
プログラム「心躍る祝祭の調べ」
- ドヴォルザーク:「謝肉祭」
- ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」第3番「秋」
- ラモー:オペラ=バレ「エベの祭典」タンブーラン
- サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」パッカナール
- シベリウス:アンダンテ・フェスティーボ
- レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」
- ファリャ:バレエ「恋は魔術師」
気になった曲
ラモー:オペラ=バレ「エベの祭典」タンブーラン
ハリーポッターの劇伴のような音楽が好きな人にお勧めしたい曲です。 タンブーランというのはフランスの民族楽器、18世紀の2拍子の舞踏を指すらしいです。 この曲は、とにかくメロディが好きで、ゴシックやエスニック、中世的な雰囲気の緊張感のある和音進行・メロディが好きな方にはたまらないと思います。
YouTubeで検索していたら、チェンバロソロがありました。 より絢爛豪華で煌びやかで、楽曲のまた違った一面を知ることができますので、ぜひ聞いてみてください。
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」パッカナール
サン=サーンスは「動物の謝肉祭」や「死の舞踏」、映画"ベイブ"でメロディが有名な交響曲第3番などが好きで印象に残っていましたが、この曲は今回初めて聞きました。 バッカナールというのは、酒と収穫の神ディオニュソス (バッカス) を祀る祝祭だそうです。 楽曲の詳細は、以下のページが勉強になりました。 バッカナール(バッカナーレ) サン=サーンス
劇伴的な楽曲であり、非常にドラマティックで100年以上前の曲には聞こえません。 解説にもありましたが、最初は静かで怪しい雰囲気ですが、後半は激しく情熱的で、 舞踏を彷彿させる構成となっています。 冒頭から流れ、何度も繰り返される、緊張感のあるエスニックなメロディがまたツボです。 最後まで目・耳が離せない疾走感があり、いつかコンサートホールでこの曲を聞いてみたいものです。
所々で目立つスパニッシュなカスタネットが情熱的な舞踏らしさを強調している気がしました。後半のホルンの鳴らし方もすごく効果的に感じます。 こういった楽器・音色の使い方は自身の制作で取り入れていきたいところです。