Wizard Notes

Python, JavaScript を使った音楽信号分析の技術録、作曲活動に関する雑記

Windows 11でBabyface Pro FSがデバイス認識されない・音が出ないときの対処法

久しぶりに Windows 11でRME Babyface Pro FSを接続したところ、音が出ない(サウンド設定にデバイスとして表示されない)問題に遭遇しました。

いろいろ試して解決したので、手順をメモします。

具体的には以下の3点を確認すると直る可能性があります。

  1. ドライバを入れ直す
  2. CCモードを解除する
  3. WDM Devicesを0以外にする

特に、CCモードWDM Devicesは見落としやすいです。

1. ドライバを入れ直す

まず、RME公式サイトから最新のWindows用ドライバを入れ直します。

手順は以下です。

  1. Babyface Pro FSをPCから外す
  2. RME Fireface USB Driverをアンインストールする
  3. PCを再起動する
  4. 最新ドライバをインストールする
  5. PCを再起動する
  6. Babyface Pro FSを接続する

これで直らない場合は、本体側の動作モードを確認します。

2. CCモードを解除する

私の場合、上記を1.の手順を行ってもデバイスが認識されませんでした。

また、USB接続した状態でFireface USB Settingsの"Settings"をクリックしても設定画面が開きませんでした。その場合、こちらの対処が効くと思います。

Babyface Pro FSには、iPadなどで使うためのCCモード(Class Compliantモード)があります。

Windowsで使う場合、このCCモードになっていると、専用ドライバで正しく認識されないことがあります。

解除手順は以下です。

  1. Babyface Pro FSのUSBケーブルをPCから抜く
  2. 本体の「SELECT」ボタンと「DIM」ボタンを同時に押し続ける
  3. そのままUSBケーブルをPCに挿し直す
  4. 本体のLevelメーターのLED表示を確認する

LEDが下から上へ流れるように点灯した場合は、通常のPC用モードです。

LEDが2つずつ点滅した場合は、CCモードです。 その場合は、もう一度同じ手順を行い、通常モードに戻します。

3. WDM Devicesを0以外にする

次に、Fireface USB Settingsを開き、WDM Devicesを確認します。

ここが0になっていると、Windowsのサウンド設定にBabyface Pro FSの入出力が表示されません。

普段使いであれば、まずは1以上に設定します。

WDM Devicesとは

DAWでは、Babyface Pro FSは主にASIOドライバで使います。

一方で、Windowsの通常の音声、ブラウザ、YouTube、OBS、通話アプリなどは、Windows標準のオーディオデバイスを使います。 このWindows標準側に見える入出力がWDMデバイスです。

つまり、

  • DAWで使う:ASIO
  • Windowsの通常音声で使う:WDM

という関係です。

WDM Devicesが0だと、Windows用の入出力デバイスが作られません。 そのため、Babyface Pro FS自体は接続されていても、Windowsのサウンド設定に表示されないことがあります。

rme-audio.jp

それでも音が出ない場合

以下も確認します。

  • Windowsの出力デバイスがBabyface Pro FSになっているか
  • TotalMix FXでSoftware Playbackが目的の出力に送られているか
  • 本体の出力音量が下がっていないか
  • PH 3/4やAN 1/2など、聴いている出力先が合っているか

TotalMix FXのルーティングが分からなくなった場合は、TotalMix FX側を初期状態に戻すのも有効です。

まとめ

Windows 11でBabyface Pro FSが認識されない、または音が出ない場合は、以下を確認します。

  1. RMEドライバを入れ直す
  2. CCモードになっていないか確認する
  3. WDM Devicesを0以外にする
  4. Windowsの出力デバイスを確認する
  5. TotalMix FXのルーティングを確認する

特に、CCモードになっている場合は、PC側をいくら設定しても直りません。 また、WDM Devicesが0の場合、Windowsの通常のサウンドデバイスとして表示されません。

Babyface Pro FSは安定した機材ですが、設定がずれていると分かりにくい症状になります。 困ったときは、まずこの3点を確認するとよいです。