Wizard Notes

Python, JavaScript を使った音楽信号分析の技術録、作曲活動に関する雑記

Audacity でラウドネスノーマライゼーション

最近の音の配信サービスでは様々な音源を聴感的に同じ音量で聞けるように、ラウドネスノーマライゼーションが採用されています。

身近なオーディオ加工用ソフトウェアでは、2020年5月にリリースされた Audacity ver. 2.4.0 もしくはそれ以降のバージョンでラウドネスノーマライゼーションが搭載されているため、使い方を紹介したいと思います。

Audacity - Loudness Normalization

注:Audacity ver. 2.4.0 は深刻なバグがあるため、ver. 2.4.1 以降のバージョンのインストールが推奨されています。

Audacity

使い方

まず、Audacity で音源ファイルを読み込みます。

次に、「エフェクト」>「Loudness Normalization」を選択します。 f:id:Kurene:20200902225620p:plain

ラウドネスノーマライゼーションの場合、"Perceptual loudness"を選択し、LUFS値を指定して「OK」をクリックすれば適用できます。

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LUFS (Loudness Unit Full Scale) の参考値

  • −24 LUFS:ATSC A85(US TV)、NPRSS&PRX
  • −23 LUFS:EU R 128 broadcast
  • −14 LUFS:SpotifyYoutube、その他の音楽ストリーミングサービス

Audio normalization - Wikipedia